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2011年06月21日 16:47
ガス停止、1万5000世帯に拡大 復旧に3〜5日間
京都市西京区の洛西ニュータウンでガス管に水道水が流入し、広範囲にガス供給が停止している問題で、大阪ガスは20日、「全面復旧には3〜5日かかる」として、遅ければ25日にずれ込む見通しを明らかにした。供給停止地域は、隣接する向日市と長岡京市の一部に広がり、ガスが使えないのは20日午後10時現在、約1万5千世帯になった。(25面に関連記事)
大阪ガスと市上下水道局は、同区大枝西新林町の地中に敷設された水道管(口径40センチ)から噴出した水で土砂が押し出され、ガス管(口径20センチ)に当たって約10センチの穴が開き、水が入ったとみている。
同局によると、水道管は、腐食個所に穴が開いて水が噴出した。36年前に設置されて老朽化していた上、現場は酸性土壌で腐食しやすかったという。
大阪ガスによると、供給停止は、西京区約1万4千世帯、向日市約700世帯、長岡京市約300世帯に上る。同社は職員ら約1千人を動員し、機械でガス管に入った水を吸い上げる作業を進めている。流入箇所の特定が難航し、流入の拡大を防ぐため数カ所でガス管を切断している。
市上下水道局によると、断水していた約1500世帯は21日午前1時現在、復旧していない。
京都新聞 6月20日(月)23時39分配信
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